適度に目をそらすほうが感じがイイ理由
犬や猫を安心させるのと同じこと
よく人の目を見て話しなさいとかちゃんと目を見なさいと言われるが、これはあくまでも積極的な(ある意味攻撃的な)目的を達成するための方法だ。
人を説得したり、主張を通したりするためには相手の目を見ることが基本になると思う。
話を聞く場合もそうだ。 話す人の目を見ることで「話を聞いている」という説得力を出しているわけだ。
しかし、安心感のある感じのいい聞き方話し方というのはこれとはまるっきり違う。 相手が本当に目つきの柔らかい人や信頼がおける人なら、目を見たまま話したり聞いたりすることも自然にできるが、普通は緊張感を伴うのが自然だ。
緊張感なんてないように思えるかもしれないが、実際にはわずかでも緊張感が存在している。いい緊張感も悪い緊張感も含めて。
なぜ緊張感があるのかというと、目が合うというのは次に何らかのアクションが起こるまたは続くことを前提にするものだからだ。
その反対を考えればよくわかる。目が合っていなければ、何もアクションが起こらないことが前提になる。
だから目が合っていなければ、緊張感がなく安心するとも言えるし、ないところから起こるアクションギャップが効果的にもなる。
目を合わせない方法は犬猫などの動物を安心させる時に使えるテクニックでもある。 動物は目をじっと見ると怖がるので、目をそらしてやることは基本だ。
目をそらしながら、自分をスキだらけの様子にしてみせてやる。 近づいてきても好きに匂わせてやる。 これだけやればたいていの犬や猫は安心する。
人間も基本同じだと思う。 ただ人間の場合は他の面も色々と先に気にするんだろう。 例えば年齢とか容姿とか社会的立場とか。
場面にもよるが、人間も相手に見られるより見るほうが安心できるので、じっと見てくる人より目をそらせられる人の方が気楽につきあいやすい。
なので、積極的な目的以外では、あまり人をじっと見ないようにしましょう(笑)
噛ませてあげるともっと信頼が得られる
犬猫から信頼が得られる方法は匂わせてあげる次に噛ませてあげることだ。
ビビりながらかませてあげるのではなく「噛め噛め」と喜んでかませてあげることだ。 犬猫は噛んで安心できる相手かどうか確認しているわけで、食べたいわけでも傷つけたいわけでもない。 だから仲良くなりたければ、噛ませてあげることは大事。そうすれば信頼関係がすぐにできる。
犬猫が苦手な人がなぜ犬猫に好かれにくいかというと、噛みつきでもしたらぶっ飛ばされるかもしれない。ヘタをしたら殺されるかもしれないという恐怖のオーラを全身にありありと出しているからだ。
それでは犬猫が近づくはずはない。本当に凶暴な犬に噛ませるわけにはいかないが、仲良くしようという犬猫に噛まれても嬉しい痛さだ。
犬猫に限らず小鳥などにも通用します。
仲良くしたい人は喜んで噛まれてあげましょう。
人間の場合も噛ませてあげる?
場面にもよりますが、余裕があるなら人に噛ませて(突っ込ませて)あげる方がいいんでしょうね。