筋トレファンよ あなたの腕立て伏せは使えますか
筋トレファンよ 前受け身できる?
いろんなブログなどを見ていると、最近はスポーツマンじゃないインドア派でも筋トレファンが多そうだなあという印象です。
ウェイトトレーニングをする人もいれば自重トレーニングをする人もいて、目的は人によって違うと思いますが、本格的に運動能力を上げたい人もいれば、フィットネス的な運動をしたい人、単に筋肉をつけたい人までいる感じですね。
まあそれぞれ好きなようにやったらいいとは思うんですが、特に筋肉目当ての筋トレファンの話を見かけると どうせやるなら身体能力が上がる無理と無駄がないやり方、理にかなったやり方をやった方がいいのになとよく思うので、今回ちょっとそこに触れてみようと思いました。
例えば腕立て伏せを実践的に使うとして、「気をつけ」をしたまま地面までまっすぐ倒れることができますか? (最後は手で着地するとします。)
まぁ柔道の経験者なら前受け身のことだなと分かると思いますが、運動神経がいい人でもふつうの人は結構ビビって腰が引けると思います。 膝をついてなら楽勝でも、立った姿勢から倒れるのは恐怖感があると思います。
でもこれは、慣れたらというかコツが分かるとめちゃ簡単です。 度胸もクソもありません、気楽に倒れるだけでできるようになります。
【正しい受身~前受身~】柔道チャンネル/少年よ!技をみがけ!~柔道上達への道~
前受け身のような極端な倒れ方はあまりしないと思いますが、腕立て伏せなどの筋トレはもう少しこういった実践のためになるようなやり方がいいといつも思っています。
腕立て伏せとかベンチプレスとかで筋トレや筋肉ばっかり考えてる人は、力強く手をついてあるいはバネを効かせて 鍛えた胸と腕の筋肉で支えりゃ楽勝って考えるでしょう。 何回繰り返せますかね? 肉離れしますよ? まぁそういう鍛え方もあっていいと思いますが。
筋肉なんて力の入るところで使うものであって、力の入りにくい所で一生懸命使うもんじゃないです。 そういう競技なら話は別ですが、動きが上手くなりたければ腕を曲げたまま力を入れるとか真逆の努力です。
筋肥大中心の筋トレ法は、常に力を入れてトレーニングすることで筋肉を刺激するやり方が主流ですが、力が入りにくいところは力を抜く練習をしないと駄目なんですよ、本来は。 一言で言えば、武術的な動きをするということです。
本当はブログ「メンタルコントロールマニア」に相対して「ボディコントロールマニア」立ち上げたいくらい僕は動きに興味があります。 でも動きを言葉で語るのは難しすぎます。 目の前で教え教わりしても難しいのに、ブログなんかよけい難しいですね。ですが、これまた大好きなことなのでたまに小出しにしたいと考えています。
経験的にも筋肉が付くのがうれしい気持ちは分かりますが、本当に使える腕・体を支えるられる腕であってこそだと思います。
そこに気づかないままあるいは無視したまま運動を続けるといつか不具合が起きることになりますよ。 腕立て伏せやベンチプレスが好きなら、前受け身程度はできるようにしておいた方がいいと思います。
筋トレファンよ スクワット式で座る?
下半身の使い方も同じ考え方です。 力は必要な所で使う。 必要がないところは力を抜いて動かす。
走りで考えたら分かりやすいんじゃないでしょうか。 走りは接地の瞬間体重を支えればいいだけで、あとは無駄に体を浮き上がらせる必要も、体を前に押し出そうとしする必要もないんです。
力んで地面を蹴ると足が居ついてしまったり、上下動が出たりしてロスが大きくなります。 体が前に出るのは前傾姿勢による重心移動を利用するべきもので、力でもって出ようとするものではありません。
あ、ちょっと理屈をこね出したのでもう少しだけ…
筋トレファンの方、どうやって座りますか? スクワットの姿勢が理想形ですか?
座りなんて自然落下が最速で一番無駄がないんです。 力を抜いたら最速で座れるし、瞬時に最適な姿勢がとりやすいんです。 体はそういうふうにできています。
詳しく知りたい方は YouTube などで古武術系の動画を見ると参考になると思いますが、一番いいのは実体験することですね。 見るのとやるのとでは大違いです。
古武術系の筋トレがオススメですよ。 巷でみんなやってる筋トレより、動きの質はずっと良くなると思います♪ 以上